三毛老猫との偶然の出会い
ある日、近所だけどほとんど通らない道をたまたま通りかかった時の事です。
その時期、自転車でひと駅向こうの遊歩道に白猫がいてその子を偶然猫好Yが見つけ、あまりにも痩せ細ってて心配なのでちょくちょく会いに行っている時期でした。
遊歩道の近くにも白猫を気にかけている人がいて3人で報告しあったりしていました。
その日もまた、白猫を見に行こうといつもとは違う道で向かった時です。
小学校の横を通り過ぎようとしたら柵の中にちょっとボロボロの三毛猫発見!
自転車を止めて見ていたら柵の手前まで来ました。外までは出てこないけどなんだか人馴れはしている様子です。
帰って猫好Yにそのことを話してみると、猫好Yもその三毛猫を見たことがあるそうです。
なんとなく気になっていたので次の時も同じ道を通りました。
そしたらまた柵の中に三毛猫がいました。
一度家に帰って、猫ご飯を持ってまた三毛猫ちゃんのとこに向かいました。
ご飯を置いてあげるとすぐに食べに来ました。
それからはいつもその道を通るようになり、いない時もありましたが、三毛猫はほとんどそこにいました。
ある日、ご飯をあげているとなんだかとても綺麗なとても若々しい
「ロシアンブルーじゃね!」的な猫がやって来ました。
毛艶もいいし、もの凄い懐っこいからどっかのお家から脱走して来たのかなぁ?
迷子猫の張り紙とかしてるかもしれないので近辺の電柱を見て回りました。
張り紙らしいものはありません。ネットでも探して見たけど掲載されていませんでした。
元気すぎてちょっと遊んだらすぐに何処かへ行ってしまいました。
ちょっといたずらっ子っぽいお顔でした。
ロシアンブルーじゃね!的な猫ちゃんと違って三毛猫は柵の外には出て来ません。
野良猫はそのくらい警戒心が強い方がいいです!
(動物を平気でいじめる人もいるので!!)
この頃にはもう三毛猫ちゃんの事がかなり気になり始めていました。
三毛老猫が野良猫になった理由
ある日いつものように三毛猫に会いに行った時のこと。
ご飯をあげていると、いつも三毛猫がいる柵の隣人が出て来てこう言いました。
隣人「猫にご飯をあげないで下さい!」
ふむ。(←心の声)しばし無言・・・・
隣人「最近ここら辺野良猫が凄い増えて、、庭におしっこされるんです」

隣人「このこじゃないんですけど、なんかいっぱいいて昨日はうちのベランダに猫が入って来たんです。グレーの綺麗な猫でした」

もしかしてこの猫ですか?とロシアンブルーじゃね?の写真を見せました。
やっぱりそうだったみたいです。確かにお家の庭におしっことかされたら嫌ですよね。
そして色々話をしていくうちに三毛猫の話になりました。
その隣人は二年前に引っ越して来たそうです。引っ越して来た時にはもう三毛猫はいたそうです!
隣人が近所の人に聞いた話によると、その三毛猫はおばあさんにずっと飼われていたそうです。
そのおばあさんが亡くなり、みてくれる人がいなかったのか、野良猫になったそうです。
こうしてブログをかいてても涙がでてきます。
鼻水もでます。この三毛猫はご飯をあげても全部食べません。
食べたいけど食べれない。そんな感じです。頭をずっと左右にふっています。
素人目からみても何か病気を持ってそうな感じがします。そして、ずっと寝転んでいます。

隣のお家の人に聞いた話が頭から離れません。
仕事をしててもずっと三毛猫のことを考えてしまいます。
ずっとおばあさんに可愛がられ、人の手で育てられた三毛猫がおあばさんを亡くし、今は野良生活を送っている。
たぶん今年の夏を外で越すことは出来ないんじゃないか、、、そう思うといてもたってもいられなくなりました。
家には先住猫がいます。もの凄く悩みました。
ただ、多分、、もう長くない命だろうと思い、後悔したくないので三毛猫を看取る覚悟で保護することを決心しました。
先住猫と最悪合わなくても一部屋は別にできる部屋があります!
猫好Yに話し捕獲器で保護することにしました。
三毛老猫捕獲決行日
決行日は私の仕事休みの前の日です。
何時間かかるかわかりません!
相手は数年間野良生活を送っていた猫です。
もしかしてその日には捕まえられないかもしれません。
猫好Yに手伝ってもらい捕獲器セット。
捕獲器の中にはあるものを入れています!
あとはただ待つのみです。
ふたりで息をこらし捕獲器を見つめていました。
そしたら三毛猫がトコトコ歩いて来ました。
そして捕獲器に普通に入りました!
こうしてなんの苦労もせず三毛猫ちゃんを保護することができました。笑
あんまりにも早かったので驚きましたよ。
一泊二日検査入院
三毛猫を無事保護し次の日早速、病院に連れていきました。
状態が状態だったので諸々の検査と、避妊が必要だったらしてもらう為です。
急にカゴに入れられ病院に泊まらされ、きっと怖かったと思いますが仕方ありません。
急に三毛猫をお家の中に入れるのは先住猫の手前、少々困難です。
なので検査が終わったら、裏のベランダに1週間くらいいてもらう事にします。
その間に三毛猫のゲージやらを用意しましょう。
夏前で気候もよく裏のベランダは雨も入ってきません。
ただ、脱走防止策はしていないのでベランダそのままです。
1週間過ごしてもらうには危なすぎるので完全防止柵を作りました。
時間がない中での作業でしたが満足です。
これで脱走もできないし安心なベランダに変身しました。
翌日、病院にお迎えに行きました。
先生の話によるとこのままお外にいたら1ヶ月ももたなかったでしょうと。
口の中がとても悪く歯を4本くらい抜いたそうです。そして1本はマシだったので残しておきましたと(1本・・・反応に困りました)
そして、ものすっごい年がいってるっぽいです。
びっくりするくらいおばあちゃんだったみたいです!
てか、びっくりするくらいって何歳だよ!
と、心の中でつぶやきながら先生のお話を聞きました。
体重は2.2㎏で触ってみたらカリカリでした。体が黄色かったみたいで腎臓が悪いかもしれない。
もしかしたらご飯を思うようにたべれなかったのが原因かもしれないから、暫く様子をみてくださいとゆう事でした。
とりあえずは何でもいいのでこのこの食べるものをあげてください。
体重増やしてあげて、あとはもうゆっくりさせてあげたらいいと思いますと。
お家に三毛猫を連れて帰り完成したベランダにだしました。
三毛猫「ここはどこじゃぁ!」と言っているようです。